早いもので来週火曜日には、本校第115回卒業証書授与式を迎えます。送られる側の6年生は1人ですが、送る側の代表5年生は、今日から3人で式当日にどのような言葉で送り出すとよいのかを考えていくことにしました。まずは、6年生との思い出をふり返り、付箋にそれぞれ書き出した上で順番に発表していきました。一人一人の発表後に「そんなこあったぁ」など思い出をふり返り、そして、ときにはタブレットを取り出して画像を探し出して確かめながら、話し合いを進めていきました。その中で、同じ場所で、同じ時間を過ごしたことで同じ思い出をつくり合った仲間としての思いを高めていきました。卒業式当日には、送る側の代表として思いのこもったメッセージを5年生3人が一人一人の言葉でしっかりと伝えてくれるものと期待しています。5年生の皆さん、それぞれに思いを込めた自分だけの「贈る言葉」を頼みますね。
1年国語では、いよいよ最終の物語教材の学習に入りました。「読んで感じたことを話そう」をねらいに授業を進めていますが大好きだった飼い犬のエルフについて、ぼくが一人語りで話すハンス=ウィルヘル作の物語は、少し悲しくも動物を飼ったことがない子にも主人公の気持ちに入りやすく、その流れに従ってぼくとエルフとの関係についてじっくり考えることができる作品です。
前回は物語書き出しの「エルフは、せかいでいちばんすばらしい犬です」に込められたぼくの気持ちを読み取りましたが、今回は「すきならすきといってやればよかったのにだれも、エルフにいってやらなかったのか」を考える中で、思いがけずに出た「言わなくてもわかっていると思っていたから」、「エルフはぼくの犬だから」という発言から、特別の存在であったことをしっかりと読み取っていました。その上で、ぼくだけが「ずうっと、大すきだよ」と言い続けてきたことが、その死にあたって「いくらか気持ちが楽だった」理由を考えることへとつながっていきました。本文中の言葉を手がかりにして自分が考えたわけを、自分の言葉で発表していく中で、ぼくが毎日誰よりも一緒に過ごし、特別な関係であったエルフへの思いをじっくり考えることができていました。
5年算数もいよいよ最終単元に入りました。最後は中学校の関数へとつながるともなって変わる2つの数から正比例や反比例の関係を見つけ出す比例の学習です。今日は、前単元の速さの復習も兼ねて「分速250mのロープウェーが進む距離と時間の関係を見つけ出そう」という学習課題で授業を進めていました。□を進んだ距離、△を時間として、まずは道のり(距離)=速さ×時間で求められることを確認して、その関係を表に表していきました。その上で2つの数が2倍、3倍…となるに従って、片方の数も同じように増えていくことを子供達が見つけ発表していきました。また片方の数字をもう一方の数字で割ると必ず決まった数の250になること、そしてそれが分速、つまり1分間あたりの進む距離であることも確かめられました。それぞれに見つけたきまりやその理由などを、今までに学習した算数的な言葉を使ってしっかり説明できることに1年間の学習でつけた力を垣間見ることができました。
3月14日(火)の第115回卒業証書授与式に向けて校舎内外の環境整備と清掃美化を進めています。今日は、普段の掃除時間を延長して昼休みから開始することで普段はなかなかできない体育館の水拭きをみんなで行いました。低学年はステージ、中学年と高学年で体育館前半と後半に役割分担をして、一人ずつ順番に雑巾がけをしていきました。大人でも結構体力のいる水拭きですが子供達は足取りも軽く次々と拭き上げていきます。人数が少ない分、先生方も加わり一緒になっての雑巾がけですがそうじが終わる頃にはピカピカの体育館になりました。今日は、学年末を控え先生方の業務推進日ともなっていますが、児童が下校した後、先生方でさらにワックスがけまで行い卒業式の会場準備を進めていきました。校舎内外の環境整美と会場準備が進んでいく中で、卒業式まで6年生の登校日はあと7日を残すのみとなりました。
5年理科では、いよいよ最終単元「ふりこのはたらき」の学習に入っています。子供達は、ふりこのひもの長さを変えたとき、ふりこの重さを変えたとき、そしてふりこのふり幅を変えるため角度を変えたときにそれぞれ往復する時間が変わるのかどうかを予想しながら、実験で確かめていきました。
ふりこのひもの長さが長いほどゆっくり、短いほど速く往復することを実験で確かめましたが、ふりこの長さについての予想は全員当たっていました。しかし、ふりこの重さが重いほど遅く、軽いほど速く往復するとの予想を立てた重さについては、実験では見事に外れて、重さに関係なく往復する時間は変わらないことを学びました。
そして今日は、ふりこの振り幅を狭くしたり広くしたりするため、手を離す角度を変えて往復の時間を計測していきました。予想では、振り幅が大きいほど往復の時間がかかり、小さいと時間も少なくなるとの予想を子供達は立てていました。しかし、一人一人が行った最初の実験結果をグラフに直すと三者三様でどうやら規則性が見つかりません。どうして同じ傾向にならないのかを考えた結果、「角度があいまいだった」、「粘土で作ったおもりを触りすぎて重さが変わった」などと正確でない条件が次々出てきました。
そこでもう一度、教室から大型分度器も持ち出して、3人で協力してふりこの振り幅を変えて実験やり直しました.結果はどうやら角度を変えても往復の時間は変わらないことが確かめられたようでした。実験を通してみんなで協力しながらその法則性を見付け出す、そんな楽しみを理科室の中で体験しながら学習が進んでいます。
3年算数では「□を使った式」の学習に入り、わかっていない数を□で表して問題文から式を立てるという授業に取り組んでいました。「あめの袋から4つを取り出して食べたときの残りの数」を求める式では、袋の中にある数がわからない数を□個として、全体から一部を引く引き算の式を立てていきます。子供達はタブレット上に出された問題文を手がかりにノートのように画面上にさまざまな書き込みをして式を立てるための方法を説明できるように図示していきました。それを大型テレビに映し出して一人ずつ説明していきますが、式は□-4とみんな同じになったとして、「なぜ引き算なの?」、「□-20ではだめなの?」と先生から鋭い問い直しが入ります。それを「食べると言うことはなくなると言うことだから数が減るので引き算」とか「袋の中から4つを取り出すから引き算で、逆だと引けなくなるから」などとしっかり自分の言葉で説明するところに、今までの学びの成果を見ることができました。学年が進めば□はxという文字に、そして中学校では方程式へとつながる大切な単元、子供達も真剣に話し合いながらも楽しんで学習を進めていました。
1年生もあと3週間ばかりで小学校最初の1年間を無事終えることとなります。入学当初は小学校生活にも戸惑いがあり、授業でも「大丈夫かな」、「うまくがんばれるかな」と思っていた時期があったものの、そこは全校で一番人数が多い学年、7人がそれぞれのペースはありながらも仲良く手を取り合って学校生活に慣れてきました。今では学習や生活行動においてもどこに出しても立派な小学生になりました。1年生にとっては小学校生活スタートの1年間をふり返り、しっかりと締めくくる場として2年生も交えて最後にお楽しみ会を行うことになりました。今日からその内容を話し合って決めていきましたが、グループでの話し合いもスムーズで、決まった活動に向けて早速準備に取りかかっていました。学習で活用する機会が多くなったタブレットを持ち出し、動画を参考に工作も始まったようです。1年間しめくくりの思い出づくりの場だけでなく、学習の成果を試し、発揮する場としても期待できそうなお楽しみ会です。
登下校時にお世話になっている見守り隊の方々へ1年間の感謝の気持ちを伝えようと、登校時に登校班みんなで感謝の気持ちをしたためたメッセージカードをお渡ししました。「いつもありがとうございます」の言葉と、みんなでお礼を言って手渡すことができました。見守り隊の方々には越廼っ子の安全確保のために暑い日も寒い日も、また晴れの日も雨の日も雪の日も子供達に寄り添って活動していただいたことを心から感謝申し上げます。今年1年間ありがとうございました。少し肌寒いながらも青空の広がる朝の時間、清々しく1日のスタートを切った子供達でした。
本校では、引き続き登下校時の交通安全指導や安全確保のための見守り隊、そして学校行事や地域体験学習等の運営協力として地域ボランティアを幅広く募集しております。越廼っ子のためにできることで関わっていただける方は、学校までご連絡いただければと思います。よろしくお願いします。
本校が令和3年度から全校を挙げて取り組んできた小規模校での複式学級経営や少人数学習指導を弱みではなく強みと捉え、個別最適な学びを実現するための児童主体の授業改善と地域と連携した体験活動の研究実践をまとめた教育論文がこの度、日本教育公務員弘済会教育実践論文学校部門で奨励賞に選ばれましたので、報告させていただきます。
3月7日(火)日本教育公務員弘済会福井県支部から奨励賞受賞の賞状並びに目録の贈呈がありました。学校を代表して校長先生が表彰を受けました。奨励賞受賞と共にいただいた賞金は、次年度に向けて越廼っ子の教育活動充実のために活用させていただきたいと思います。ありがとうございました。
4年国語では、自分達が調べたいことをアンケートを作成、集計した後、結果を分析してまとめていく調査活動を学ぶ「聞いてまとめて」の学習を進めてきました。4年生2人は、1日3食摂れているのか、また朝食や夕食は何時頃食べているのか、そして食事の間におやつはどうしているのかなど、興味を持っている食事について自分達でタブレットで作成したアンケートを配布して全校児童に回答してもらいました。その結果を集計しながらグラフに直し分析や考察をした上で、発表できるように文章にまとめていきました。
今日は、その発表練習ということで大型テレビの画面にタブレットの原稿を映し出しながら文章の読み方やその速さなど聞きやすい発表かどうかを確かめていました。原稿は提示されていましたが、すでに何回も読み込んできただけあってほとんど見ることはなく、上手に説明できるまでになっていました。また、発表の様子をスタンドに取り付けたタブレットで撮影し、録画された動画を見返しながら改善点を話し合い、さらにより良くしようとがんばっていました。担任の先生はがいなくとも、発表に向けて協力してしっかりとその準備を進める姿に感心しました。3年生も「わたしの学校じまん」というテーマでグループ発表の準備を進めているので、お互いの学年の発表を見合う日が楽しみです。
3年国語では、自慢できることを数多く取り上げる越廼小学校の紹介発表を行う学習を進めています。まずは、全員で越廼小学校のよさ、自慢できることをウェビングマップ形式で出し合い、まとめながら「学校じまん」としてどれを取り上げるのかを話し合いで絞り込んでいきました。その上で一人一人が担当を決めて文章を書いていきました.タブレットでまとめた文章は5人で一つにまとめ、みんなで手直しをした上でいよいよ発表の練習です。
今日は、すでに各自が読み込み、練習してきた部分を始めから終わりまで通して、実際に発表練習をしてみました。実際に流してみると、言葉が足りなくて説明がすぐに終わってしまったり、文と文とのつなぎが不自然だったりとそれぞれに手直しをする必要がある場所が出てきました。それらを話し合いながら、タブレット上の原稿を直して、本番に備えていきました。発表直前まで、よりよい発表原稿でわかりやすく学校自慢が伝えられるようにがんばってほしいものです。
3月を迎え、1階から2階へ上がる階段踊り場に1年間の学校行事と学習、生活をふり返る写真を数多く並べた掲示物が貼り出されました。カレンダーのように左側から4月の入学、進級当初、そして右側へ行くと2月のなかよし遊び拡大版「1年間ありがとう集会」までの数多くの写真が順番に並べられています。今年1年間で多くの授業での学びがあり、たくさんの学校行事を通じて素晴らしい思い出が残せました。このわずか1年間で子供達の顔も少しずつ凜々しくたくましくなり、1年間の成長ぶりが見られます。そんな掲示物を見ながら、子供達も、先生方も最後1ヶ月、今の学年のまとめと共に新しい学年への準備もがんばろうという気持ちを高めています。
今日は最終の委員会活動が行われました。4年生以上の児童6人でヘルシー・環境委員会とスポーツ・図書委員会に分かれて活動を続けてきましたが、少ない人数だからこそ先生に指示されてやらされる活動ではなく、自分達の学校をより良くするために気付いたことを、どう改善するとよいか解決策を考え、全校に呼びかけながら行動に移してきました。おかげで今年度は児童が中心となって話し合いで計画を決める場面が多く、充実感のある活動ができたと思っています。
最終回の今日は、ヘルシー・環境委員会の子は2学期の活動の振りかえりをした後、そうじがんばりカードにごほうびシールを貼っていました。スポーツ・図書委員会は同じくふり返りを終えた後、年度末を控え図書室の未返却の本の確認と越廼ふるさと文庫の整頓をしていました。自分達の学校生活をより良くするためにあと1ヶ月、しっかりと活動して委員会も締めくくって欲しいと思います。
早いもので令和4年度も最後の1ヶ月を迎えました。最終3月の登校日は17日となります。今日は、朝方も思ったほど冷え込むこともなく、4月中旬の暖かさの中、子供達は元気に下校していきました。校門横の水仙も咲き誇る数も少なくなったもののきれいな花が校舎に彩りを添えています。子供達には今の学年の締めくくりをしっかりすることが、そのまま新しい学年への準備につながることを意識して、修了式の日まで1日1日をていねいに過ごして欲しいと思っています。