本校は、全校児童数442人、幼稚園(24人)を併設する大規模校で、鯖江市と隣接する福井市のもっとも南部に位置しています。
歌うことが大好きな子供たちが多く、朝や帰りにはどの教室からも明るい歌声が聞こえてきます。
学年ごとの音楽発表では、楽器演奏やリズムダンス、合唱などバラエティーに富んだ内容で取り組み、全校の前で生き生きと表現します。
3年生から6年生の音楽好きな子で編成している合唱部は、NHK合唱コンクールで金賞に選ばれました。
また、校区には北陸街道を中心に、泰澄大使生誕の地、泰澄寺など様々な名所旧跡も残っており、山や川など自然に恵まれています。
「2学期の本校園の取り組み」について
麻生津幼・小学校 校園長 石井喜和
平成25年11月29日(金)
今年は記録的な猛暑・酷暑の夏、度重なる台風の到来による風水害の秋、そして昨今は、一気に朝夕気温が下がり、もはや冬の訪れを感じます。このような急激な気候・気温の変化に十分気をつけていただき、引き続き「早寝・早起き・朝ご飯」活動で、お子様・御家族皆様の健康維持をお願いいたします。
日頃より、保護者・御家族の皆様、地域の皆様には、本校園の教育活動に御理解・御支援をいただき、心より感謝申し上げます。お陰様でこうして子どもたちは、暑さ寒さにも負けず、毎日元気に学校生活を送ることができています。
さて、福井市の幼小中学校では、現在2学期制をとっています。先月の10月16日に2学期が始まり、約1か月半が経ちました。4月に入学された1年生も学校生活に慣れ、上級生と共に毎日元気に過ごしています。また、どの学年も学年に応じた特色ある学習活動・体験活動を行っています。特に、10月21日(月)から11月1日(金)までの2週間は、「足羽中学校区教育ウィーク」で、足羽中学校とその中学校区の清明小学校、文殊小学校、麻生津小学校が連携し、様々な活動を行いました。その特色ある取り組みにつきましては、このページ右上にあります「麻生津ネット」をクリックして、学校園便り「麻生津ネット第6号」を御覧ください。
また、本年度本校園の特色ある取り組みの1つに、「スタート・アプローチカリキュラム作成モデル事業」があります。その概要につきましては、このページ右上にあります「麻生津ネット」をクリックして、学校園便り「麻生津ネット第4号」を御覧ください。
このホームページ11月号では、11月13日(水)に行いました、来年度御入学児の「就学時健康診断」での、校長挨拶と講演概要を掲載いたします。
1.校長挨拶
こんにちは、麻生津小学校長の石井喜和です。私は、麻生津幼稚園長も兼務しています。本日は、「就学時健康診断」に御出席いただき、ありがとうございます。日頃より本校の教育活動に御理解・御支援をいただき、心より感謝申し上げます。
これから限られた時間ですが、御出席の保護者・御家族の皆様には、まず、私から本校の概要について説明させていただき、次に「子育てワンポイント」について、福井市日新公民館 廣瀬行雄館長より御講演いただきます。
(1)「本校の概要」について
①麻生津小学校は、麻生津幼稚園との併設校で、幼稚園が3学級(3歳児から5歳児まで)24名、小学校が18学級(小学校の2学級は特別支援学級)442名です。
②1・2年生は2学級、3・4年生は、両学年ともに弾力的運用により3学級編成で、増やした学級の担任には、加配された講師を当てています。5・6年生は3学級です。
(2)「麻生津ネット」について
①本校園「学校園便り」で、原則月1回配付しています。全校園の家庭だけでなく、公民館を通じて麻生津地区全自治会にも回覧していただいています。丁度これから話す「保幼小連携」について説明した「麻生津ネット第4号」を拡大したものが、児童玄関ロビーに掲示してあります。どうぞ御覧ください。
(3)「福井県スタート・アプローチカリキュラム作成モデル事業」について
①本校園は、平成24年度から3年間、「福井型18年教育」に基づく「福井県幼児教育支援プログラムの概要(平成24年10月作成)」を受け、福井県下5モデル地区の1つに指定されました。現在本校園では、事業2年目で、幼稚園・保育園5歳児(年長)を小学校1年につなぐ「アプローチカリキュラム」を作成中です。
(4)「本年度の具体的な取り組み」について
①6月5日(水)麻生津幼稚園・麻生津保育園・杉の木台保育園・梅圃幼稚園5歳児交流
②10月1日(火)麻生津幼小学校体育大会に4保幼園の5歳児が競技2種目に参加
・9月14日(土)杉の木台保育園運動会を本校体育館で開催
・9月28日(土)麻生津保育園運動会を本校体育館で開催
・10月6日(日)梅圃幼稚園運動会に来賓として出席
③10月22日(火)小学校1年と麻生津幼稚園・麻生津保育園5歳児交流(中止)
④11月13日(水)平成26年度入学児童「就学時健康診断」
⑤2月13日(木)福井市内全小学校で「わくわく交流デイ」開催
(5)「保幼小連携事業」取り組みの成果について
①保育園・幼稚園教員の「小学校教育」についての理解が深まりました。また、それ以上に、小学校教員の「幼児教育」への理解が図られました。特に「幼児教育」の重要性と「小学校教育」との共通点の多さの発見は、私には衝撃的なものでした。
②この事業を通して、この麻生津地区にある、保育園・幼稚園、小学校、さらに中学校の子どもたちの交流が促進し、次代を、地域社会を担う子ども同士の絆が生まれてきたように感じます。さらに、保護者・御家族、地域社会の皆様の麻生津地区内全ての保幼小中の学校教育に対する理解が深まり、協力・支援が増したと感じます。
(6)「保幼小連携事業の今後の課題」について
①今後も本校園は、普通のことが普通にできる子どもの育成を目指します。この事業の取り組みが、研究指定期間だけの特別なものにならないようにしていきたいです。
②本事業は、カリキュラム作成というソフト面の研究指定ですが、あわせて安全・安心な教育環境整備等のハード面を学校・PTA、地域、市当局等との協働で進めたいです。具体的には現在、東・西校庭の全面改修、さらに、中庭を幼稚園と小学校低学年の運動場になるよう、市教育委員会に要請中です。
最後になりますが、麻生津幼・小学校は、保護者・御家族の皆様やPTA、麻生津地区各種団体や地域住民の皆様と協働し、安全・安心な教育環境のもとで、「郷土福井に誇りを持ち、たくましく生きる子どもの育成」のため日々活動して参りますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。また、次の講演の後には、お子様の御入学につきまして学校より説明をさせていただきますが、限られた短い時間ですから、お家に帰られ、配付した資料を再度じっくりお読みいただいて、もし疑問や不安に感じられたことがございましたら、遠慮なさらず学校に相談ください。今日は、そのための最初の日と考えてください。そうして、来年4月のお子様方の晴れの御入学をお迎えしたいと思います。
次に、本日御講演いただく、福井市日新公民館 廣瀬行雄館長を御紹介します。
2.講演概要(御講演いただいた内容だけの資料を掲載しますので御了承ください)
健やかな成長のために必要なことあれこれ
~小学校時代の過ごし方を中心として~
【前振り】
・イスラムの子供たちの子供らしさの理由
①
②
【実り多い小学校生活を過ごせるための親からの魔法の言葉】
その1:
その2:
【健やかな成長のために】
参考文献:鈴木秀男 著「幼児体験 ―母性と父性の役割―」
(辻創 著「父親主義」)
1.乳幼児の段階
・しっかりと抱きしめられて愛情を感じること・・・・母性の役割
↓
人を愛する、大切に思う気持ちが育つ
(言葉で説明して理解することではなく心で感じること)
→ 欠けている場合 → 心の冷たい人間
(「人を愛するってどういうことか全然分からない。」例:冬彦さん)
父親の役割 → 母親が安定した気持ちで子どもに向かえるようにすること
(育児、家事等の様々な参加・手伝いも含めて)
母親の不安感、両親・家族の不和等が子どもにとっての最大のストレス
※冬彦さんは変われないの? → 自分を客観的に見つめて自分を変えていけるのが人間
○実物に触れる体験が大切 → 外に出て、日光を浴びる、風に吹かれる、公園の中を歩き回る、砂、土、草、樹木、動物等に触る
○他の子どもと比較して、遅れが気になったとき →
2.小学生の頃
母性の役割 → 人を愛するってどういうことか実感させること
父性の役割 → 社会の掟、決まりや生き方を教えること
(母性の役割、父性の役割と言っても必ずしも母親、父親の役割ということではない。母親が父性の役割を果たすことはあるし、父親が母性の役割を果たすこともある。
一人で二役もある。)
例:新聞記事「こだま欄」「イリーナ・スルツカヤ」<資料①、③として掲載>
実り多い学校生活にするために
◎「先生のおっしゃることをよく聞くんだぞ。」
◎「友達と仲良くするんだぞ。」
「お前は、私達にとって大切な、大切な存在なんだよ。何かあったら立ち直れないくらいとても悲しんだよ。」 例:溺れた子どもの例
「すくすく、元気に、心の清らかな人に成長してほしい。お前と同じように、他の子もその家にとって大切な子だぞ。だから、なんでもないのに意地悪なんかしてはいけないぞ。私達にとって大切な大切なお前だからこそそんな子になってほしくないんだぞ。」
○小さいときの、うれしかったり、心配したり、頑張ったり、けなげだったり、思いやりがあったり・・・・、親として感心したエピソードなどを繰り返し話してやることが大切である。 例:親からの手紙
【困難を乗り越える力】
・東日本大震災、戦争中の疎開学童
・唱歌「父母の声」<資料②として掲載>
3.思春期
①感情が不安定になる時期
肯定面 → あることが大好きになって、すごいエネルギーで取り組める
否定面 → ちょっとしたことで大嫌いになり、大切なことにも全然取り組まない
度の過ぎたいじめ等
※否定的な感情が湧き上がったとき、それを思春期の特徴だと自覚し、その感情に振り回されないで、ブレーキがかけられるようになる事が大切
②性についてあらためて自覚し直す時期
③自分の宿命を自覚し、生き方を考え始める時期・・・例:少年の主張
④身体や知的能力が大きく成長する時期・・・ここから生じる勘違い
⑤大人に対して疑いを持ち、大人を試す・・・これへの対応の仕方
<資料①>
平成22年8月8日付 福井新聞
<資料②>
平成18年1月18日付 読売新聞
<資料③>
過去の記事
4月 着任のご挨拶
5月 風薫る五月(皐月・さつき)から六月(水無月・みなづき)へ
6月 「平成25年度 福井市麻生津幼小学校スクールプラン」について
7月 小学校全校朝礼の講話について
9月 「スタート・アプローチカリキュラム作成モデル事業」について
10月 「平成25年度足羽中学校区教育ウィーク」について
作詞:藤井 乙男
作曲:山田 耕筰
何流れたる浅水の 学びの園に生いたちし
草の根ざしの深ければ 花の色香ぞ偲ばるる
朝に仰ぐ文殊嶺の 高き心を身にしみて
前途の光臨みつつ 誉を世々にかがやかせ
幼稚園
うさぎ | ぱんだ | ぞう | 合計 | |
男児 | 8 | 4 | 1 | 13 |
女児 | 3 | 8 | 0 | 11 |
合計 | 11 | 12 | 1 | 24 |
小学校
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 6年 | たすく | 合計 | |
男子 | 31 | 34 | 45 | 31 | 41 | 45 | 6 | 227 |
女子 | 28 | 26 | 36 | 43 | 34 | 48 | 0 | 215 |
合計 | 59 | 60 | 81 | 74 | 75 | 93 | 6 | 442 |
クラス数 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 18 |
〒918-8182
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