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福井市麻生津小学校は幼稚園を併設した小学校です。

TEL. 0776-38-1001

〒918-8182 福井県福井市浅水二日町28−5

学校紹介CONCEPT

学校紹介

本校は、全校児童数440人、幼稚園(24人)を併設する大規模校で、鯖江市と隣接する福井市のもっとも南部に位置しています。
歌うことが大好きな子供たちが多く、朝や帰りにはどの教室からも明るい歌声が聞こえてきます。
学年ごとの音楽発表では、楽器演奏やリズムダンス、合唱などバラエティーに富んだ内容で取り組み、全校の前で生き生きと表現します。
3年生から6年生の音楽好きな子で編成している合唱部は、NHK合唱コンクールで金賞に選ばれました。
また、校区には北陸街道を中心に、泰澄大使生誕の地、泰澄寺など様々な名所旧跡も残っており、山や川など自然に恵まれています。


校長室から

CEO

 
小学校全校朝礼の講話について
 麻生津幼小学校長 石井 喜和

 梅雨明けの報がまだ出ませんが、連日猛暑が続き体調管理が難しい毎日です。日頃から本校園の教育活動に御理解と御協力をいただき誠にありがとうございます。お陰様で皆が無事、元気に夏休みを迎えることができましたことを心より感謝申し上げます。
 こうして4月の入学式から7月の夏季休業までの4か月近くの期間を振り返りますと、私は、本校園での教育活動を通して、この21世紀という新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい人材を守り育てていくことの重要性を今更ながらに痛感しています。今まさに世界は「知識基盤社会」を迎えています。天然資源に恵まれない我が国において、人が人らしく心豊かに暮らしていくためには、人材こそが大切な資源であることを認識し、「子どもは社会の宝、郷土麻生津の宝、そして国の宝」であると思います。しかしながら、現在の我が国においては、少子・高齢化や核家族化、人口の都市集中化、異常な情報化等の経済社会の問題や、人間関係や地域社会におけるつながりの希薄化などにより、学校だけでなく、地域社会や家庭における「教育力」が低下していることが指摘されています。
 今後、こうした社会的な課題や子どもに関わる様々な憂慮すべき現状(いじめ・不登校や体罰・自殺、青少年の凶悪犯罪の続発、こども虐待等)を直視し、学校、家庭、地域を含めた社会全体で、問題解決に向けた連携・連絡を基にした緻密で、しかも総合的な取り組みをより一層推進していく必要があると思います。今後とも学校の教育活動に対する、保護者・御家族の皆様、地域の皆様、関係機関・各種団体等の皆様の一層の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
 そこで、このホームページ7月号では、6月から7月まで3回の小学校全校朝礼の講話を載せさせていただき、学校での教育活動の一端を紹介させていただきたいと思います。

(1)6月5日(水)の「6月小学校全校朝礼」での講話
 おはようございます。6月になりましたが、毎日楽しく学校生活が送れていますか。私が特に気になるのは、最近、病気やケガで学校を休む人が多いことです。近頃の気候が日中は暑く、夜には急に気温が下がる日もあり、体調をコントロールすることが難しく、インフルエンザB型や胃腸炎(激しい腹痛、嘔吐、下痢、発熱の症状)になった人もいました。その予防は、手洗い・うがいと規則正しい生活で体の力を保つしかありません。病気を予防し、たくましい心と体を作るために、「家族そろって、早寝・早起き・朝ご飯」を実行し、もうすぐやってくる、梅雨の季節を元気に乗り切りましょう。
 今日は、2つの話をします。
 まず1つ目の話は「健康」に関わる話です。6月4日は、何の日だったでしょうか。6と4で「むし」と読み、「虫歯予防デー」でした。そして、この1か月間は、「虫歯予防月間」です。先日、歯科検診がありました。学校歯科医の林先生の話では、歯磨きは正しくしないと意味がないそうです。歯と歯ぐきの間にある歯垢を落とすため手鏡を使った歯磨きが大切です。今回、5・6年生対象の学校歯科医師会主催「歯磨き名人コンテスト」に43人が選ばれました。昨年の29人から大幅アップとなりました。とても素晴らしいことです、他の皆さんも大切な歯を正しく磨き、歯磨きの名人になりましょう。突然ですが、「8020(ハチマルニマル)」という言葉を知っていますか。これは、健康で長生きするため80歳まで20本の歯を残しましょうという目標です。そして、赤ちゃんの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生えかわるのが、この小学校の時期です。皆さんの今の時期が、歯の健康、そして体の健康に非常に大切な時期なのです。健康な歯でどのような食べ物でもしっかり噛み食することは、血液の循環を良くし、脳の働きを良くします。しっかりよく噛んで食べること、食べた後に歯を正しく磨くことで健康な体を作ることが出来るのです。「8020」は、健康で長生きするために子どもから老人になるまで生涯にわたって、自分の健康は自分で守ることの大切さを示している言葉(数字)であると思います。今話した他にも大切なことが毎月配付する保健だより「笑顔で出発」に書いてあります。小学生でも読めるように漢字には読みがながうってありますから、昨日分けられたものを家の人と一緒に読んで、この機会に家族で歯の健康について学習してみましょう。
 2つ目の話は、先日の日曜日に行われた「第59回麻生津地区体育祭」「麻生津幼小学校春季体育大会」のことについてです。当日午前中は順調に競技が進みましたが、午後はあいにく雨に見舞われてしまいました。皆さんは、その急な雨のために、プログラムが大きく変更されたことを知っていますか。実は、地区の皆さんが参加を楽しみにしていた競技をいくつも中止しながら、学校の皆さんの競技は全て実施していただきました。そのお陰で、どの学年の子も寂しい思いをせず楽しい一日になったことと思います。とてもありがたいことと皆さんと一緒に、主催の麻生津地区自治会連合会と麻生津地区体育協会の皆さん、共催の地区各種関係団体の皆さん、そして参加いただいた全ての地区住民の皆さんに深く感謝しましょう。このように皆さん一人一人が、そして麻生津幼小学校がたくさんの地域社会の方々に支えられていることを感じて学校生活を送って下さい。私は、麻生津ネット第2号で「スクールプラン」を発表しました。「スクールプラン」というのは、麻生津幼小学校(スクール)の教育計画(プラン)です。その中で、皆さんの目標「麻生津っ子のめあて」を麻生津地区の皆さんに示しました。毎朝、教室の前に掲示してある「麻生津っ子のめあて」をしっかり見て、そのめあてを心に念じ、学校生活を送って下さい。
 さあ、学校では6月14日(金)に避難訓練が、地区では6月23日(日)に福井市総合防災訓練があります。私は、3・11東日本大震災の後、実際に東北地方に行きました。太平洋沿岸部を見ることは出来ませんでしたが、福島大学でその大災害にあった学校の校長先生の講演を聞きました。たくさんの人が一瞬にして亡くなり、未だに行方不明の人も多数います。この機会に、予測できない大きな災害(大地震・大洪水・大津波・火山の噴火・原子力発電所の事故等)に対する備えについて、家族や地区の方と共に考えてみましょう。
 これで、今日の話を終わります。

(2)7月3日(水)の「7月小学校全校朝礼」での講話
 おはようございます。7月になりました。全校の皆さんのどの顔も学年らしい顔になってきたように感じます。ついに、夏休みまで後3週間です。4月にスタートした新しい学年のまとめをしっかりして、長い夏休みを迎えましょう。そのために今日は2つ話をします。
 1つ目の話は、「命の尊さ」についてです。私は小学校時代に、違う学年でしたが、知っている子が2人交通事故で亡くなりました。一人は急な道路への飛び出し、もう一人は、自転車に乗っていてトラックにひかれて亡くなりました。私がその後、頭に焼き付いた標語が「飛び出すな!車は急に止まれない!」です。皆さんもこの標語の持つ意味をしっかり理解し、大切なこの世に1つしかない尊い命を守りきってください。
 2つ目の話は、6月23日(日)の「福井市総合防災訓練」についてです。私たちの麻生津地区の人口は、8574人です。この訓練で、住んでいる近くに非難する「1次避難」の参加者は1530人、住人の18%の方でした。次に「2次避難」の麻生津小学校に避難した方は332人でした。その時に大切なお話をお聞きしました。それは、3つの「○助」についてです。自治体など公的な機関の「公助」、自分の命は自分で守る「自助」、お互いに助け合う「共助」というものです。特に、近年の大災害では、「自助」と「共助」が大切だそうです。
 実は、福井市は不死鳥の街と言われています。それは、昭和20年の福井大空襲、昭和26年の福井大震災、さらに昭和20年代には何回も大洪水に見舞われました。その度に福井市民は、「自助」「共助」の精神で、瓦礫と化した街を不屈の精神で何度も再建してきました。「不死鳥(フェニックス)福井市」には、そうした先人の苦労と希望が込められています。先日6月28日(金)の10時頃急に防災サイレンが鳴り、皆さんは避難訓練で学習したように、すぐに机の下に入り次の指示を待ちました。あの日が福井大震災から65年目の日でした。この震災は、日本での戦後3番目の規模の大地震として記録に残るものです。この機会に家庭・親戚の方や近所にお住まいの方で70歳以上のおじいさんやおばあさんがいらっしゃったら、ぜひこれらの大きな災害や復興に関する実際のお話を聞いてみてください。
 さあ夏休みまで後3週間、学習のまとめと夏休みの準備をしっかりしましょう。明日は、県内外から多数の方が皆さんの学習の様子を参観にこられます。これまでの成果をしっかり示してください。
 これで、今日の話を終わります。

(3)7月19日(金)の「夏季休業前小学校全校朝礼」での講話
 おはようございます。いよいよ明日から8月28日までの40日間、待ちに待った夏休みです。皆さん、今年はどんな夏休みにしたいですか。1年生は小学生として初めての夏休み、6年生にとっては小学校時代最後の夏休みです。1年生から6年生までそれぞれの学年に応じた「安全・安心で充実した夏休み」にしましょう。ところで、7月4日(木)に今年度の皆さんの学校生活の様子を、県と市の教育委員会の先生が参観に来られました。また同じ日に、遠く九州宮崎県西都市から多数の先生の学校視察もありました。その際教えていただいたことと4月からこれまでの経過を踏まえ、待ちに待った楽しい
夏休みを迎える皆さん全員が「安全・安心で充実した夏休み」を送るため、ぜひとも実行してもらいたいことを話します。
 1つ目の話は、夏休み中の家庭・地域での生活の目標として、皆さんがこれまで毎日学校で活動するとき常に目標にしている「麻生津っ子のめあて」を実行することについてです。
『あ』・・・・「あいさつ はつらつ 明るい子」
  ☆「はい」という返事、「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」や「おねがいします」   「ありがとうございます」「すみませんでした」などのあいさつを元気にしっかりしましょう。
『そ』・・・・「そうじを しっかり がんばる子」
  ☆掃除・洗濯・食事の用意や後始末、普段の生活では、家族の人にしていただいていることをこの
   夏休みには、ぜひ、皆さんから進んで手伝いましょう。この夏休みこそ家族の一員として大切な   役割が担え、家庭に貢献できる絶好のチャンスです。
『う』・・・・「うんどう だいすき 元気な子」
  ☆クーラーの効いた部屋でゲームばかりやっていたのではダメです。熱中症に気をつけて、日光を
   浴び皮膚を鍛えてください。それは、3〜4か月先に毎年猛威をふるうインフルエンザの予防に
   も大きな効果を発揮します。
『づ』・・・・「ずっと なかよし やさしい子」
  ☆友人と遊んだり、大勢の人と一緒に活動したりするとき忘れてはいけないことは、相手を思いや
   る心がけです。
『こ』・・・・「こつこつ べんきょう つづける子」
☆宿題として出されたものは、毎日こつこつ計画的にやりましょう。さらに、選択の課題等は興味
   や関心のあるものを自ら進んで選び、自己の可能性を見出してください。
 2つ目の話は、「家族そろって、早寝・早起き・朝ご飯」運動の実行についてです。これまで学校では、時刻・時間と活動内容を決めて集団で生活を行ってきました。それは人として生きていくために最低限必要なものとして『基本的生活習慣の定着』をめざしてきたからです。先日の宮崎県西都市から学校視察に来られた先生方が口々におっしゃいました。「学力・体力ともに全国トップクラスの福井県の学校では、何か特別な学習を行っていると思っていましたが実際は違っていました。普通のことが普通にできる学校と子どもたちの姿を見て、驚くと同時にそれがどれだけ難しく、教育的に尊いかを知りました。」とのことでした。その基になるのが、『基本的生活習慣の定着』です。特に夏休みには、多くの児童の皆さんが自分の意志で、それを実行するか、実行しないか決めることができます。より良い生活の習慣を維持しましょう。
 最後3つ目の話は、「自分の命は自分で守る」ことについてです。全校朝礼や多くの皆さんが集まったとき、一番繰り返し話したのが「命の尊さ」についてです。「飛び出すな!車は急に止まれない!」これは自転車だけのことではありません。もし、ボールを追いかけて急に道路に飛び出し、そこで自動車や自転車等にはねられたらたいへんなことになるかもしれないことを、肝に命じましょう。また、市総合防災訓練で「公助」「自助」「共助」のことを知り皆さんに話しました。「自助」とは、「自分の命は自分で守る」ことです。ところで、私は7月13日(土)午前中、青少年育成福井市民会議麻生津支部主催の「青少年環境浄化一斉点検」に参加しました。この麻生津地区内の危険箇所を実際に見て回りました。これは、地域の方が皆さんの安全・安心のためにしていただいている「公助」と「共助」だと思いました。このように多くの地域の方々に守られていることに、皆さんとともに感謝したいと思います。
 さあ、いよいよ夏休みです。1つ「麻生津っ子のめあて」、2つ「家族そろって、早寝・早起き・朝ご飯」、3つ「飛び出すな!車は急に止まれない!」を心に念じ、これまでの学校と同じように、夏休みにも安全・安心な家庭・地域での充実した生活を送り、一回りも二回りも成長した全員の皆さんにまた会える、8月29日(木)を心待ちにしています。
 これで、夏休み前全校朝礼の話を終わります。


訂正:7月3日(水)の「7月小学校全校朝礼」と7月19日(金)の「夏期休業前小学校全校朝礼」での講話の一部を削除させていただきました。
それらの記事の中に事実確認が不十分な部分がありました。ここで、謹んで関係の皆様にお詫び申し上げます。

過去の記事
4月 着任のご挨拶
5月 風薫る五月(皐月・さつき)から六月(水無月・みなづき)へ

6月 「平成25年度 福井市麻生津幼小学校スクールプラン」について


めざす児童像

よく考える子
なかよくする子
がんばる子

研究主題

確かな学力,生き生き麻生津っ子をめざして
−思考力、表現力をはぐくむ授業づくり−

校歌

作詞:藤井 乙男
作曲:山田 耕筰

何流れたる浅水の 学びの園に生いたちし
草の根ざしの深ければ 花の色香ぞ偲ばるる

朝に仰ぐ文殊嶺の 高き心を身にしみて
前途の光臨みつつ 誉を世々にかがやかせ


児童数

幼稚園

   うさぎ  ぱんだ  ぞう  合計
 男児  4  1  13
 女児  3  8  0  11
 合計  11  12  1  24


小学校

   1年  2年  3年  4年  5年  6年  たすく  合計
 男子  31  33  45  31  41  45  6  226
 女子  28  26  35  43  34  48  0  214
 合計  59  59  80  74  75  93  6  440
 クラス数  2  2  3  3  3  3  2  18
(H25.4.1現在)

バナースペース

福井市麻生津幼・小学校

〒918-8182
福井県福井市浅水二日町28−5

TEL 0776-38-1001

FAX 0776-38-3718