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福井市麻生津小学校は幼稚園を併設した小学校です。

TEL. 0776-38-1001

〒918-8182 福井県福井市浅水二日町28−5

学校紹介CONCEPT

学校紹介

本校は、全校児童数440人、幼稚園(24人)を併設する大規模校で、鯖江市と隣接する福井市のもっとも南部に位置しています。
歌うことが大好きな子供たちが多く、朝や帰りにはどの教室からも明るい歌声が聞こえてきます。
学年ごとの音楽発表では、楽器演奏やリズムダンス、合唱などバラエティーに富んだ内容で取り組み、全校の前で生き生きと表現します。
3年生から6年生の音楽好きな子で編成している合唱部は、NHK合唱コンクールで金賞に選ばれました。
また、校区には北陸街道を中心に、泰澄大使生誕の地、泰澄寺など様々な名所旧跡も残っており、山や川など自然に恵まれています。


校長室から

CEO

 「スタート・アプローチカリキュラム作成モデル事業」について

 麻生津幼小学校長 石井 喜和
平成25年9月12日(木)

 記録的な猛暑(酷暑)の夏が過ぎ、ようやく少しずつ秋の気配が感じられる頃となりました。日頃から本校園の教育活動に御理解と御協力をいただき誠にありがとうございます。お陰様でこうして皆が無事に、元気に1学期の後半をスタートさせることができたことを心より感謝申し上げます。
 ところで、先週の3日(火)と4日(水)の午後、大雨洪水警報が出たので、教員が引率し、学年を解いて集団下校をしました。保護者の方にも緊急メールを配信したので、多くの保護者・御家族をはじめ地域の皆様がお迎えや玄関先で見守ってくださいました。誠にありがとうございました。また、9日(月)のお昼頃、生野町の住民の方から学校に熊の爪痕の情報が寄せられました。すぐに市役所に連絡するとともに、区長さんと連絡を取り、今後の対応について協議しました。学校では大休みに緊急全校集会で、状況を説明し注意を促しました。翌日10日(火)午前9時、生野地区代表、市役所担当課員、猟友会と校長でそのお宅を伺い、熊の爪痕が発見された現場を検証しました。専門家の判断で、熊の爪痕に間違いないことが分かったので、捕獲用の檻を設置しました。さらに、その日の夜のPTA役員会では、PTAが「熊鈴」を購入し、文殊山ふもとの地区の全児童に配付することになりました。その他、保護者・御家族をはじめ地区や見守り隊・防犯隊の御協力、派出所のパトロールなどで現在対応しています。今後も、この実例が示すように、家庭・地域、関係機関等と学校が連絡・連携を密にし、多くの目に支えられた安全で安心な教育環境の維持に努めたいと思います。

 さて、今回の学校紹介では、本校園が地区の幼稚園・保育園と協働して進めている「スタート・アプローチカリキュラム作成モデル事業」について、その概略を説明させていただきます。
 本県では「福井型18年教育」に基づくこれからの幼児教育を推進するため、平成24年10月に「福井県幼児教育支援プログラムの概要」を発表しました。その基本コンセプトは『つながりの力で子どもたちに豊かな心、笑顔、希望を』で、推進期間は、平成25年度から平成29年度までの5年間です。さらにその施策体系・推進体制(重点項目)は、以下の5点です。
 1.保育園と幼稚園の連携を強める。
 2.保育園・幼稚園と小学校をつなげる。
 3.家庭の幼児教育力を高める。
 4.豊かな感性を伸ばす遊び・体験を促す。
 5.推進体制として、「幼児教育支援センター・幼児教育力向上会議」を設置する

この中で本校園が県・市から研究指定されたのが、「2.保育園・幼稚園と小学校をつなげる」です。 さらに、もう少し具体的に説明します。県では、保育園・幼稚園と小学校がカリキュラム(教育課程)、つまり年間の指導計画や具体的な学習内容を研究協議し、滑らかにつなげるため、平成24年度末に「福井型スタート・アプローチカリキュラム作成モデル事業」を県下5地区に指定しました。その5地区は、福井市麻生津小学校区、坂井市高椋小学校区、大野市有終南小学校区、鯖江市豊小学校区、敦賀市敦賀南小学校区です。本地区では、麻生津小学校と併設の麻生津幼稚園、麻生津保育園、杉の木台保育園、梅圃幼稚園が協働して研究を行っています。
 それでは次に、スタート・アプローチカリキュラムとは何かについて説明します。「スタートカリキュラム」とは、小学1年生が入学し、小学校生活をスタートさせるとき、幼児教育から小学校教育への円滑な接続ができることを目指したものです。また、「アプローチカリキュラム」とは、幼児期の教育(主に5歳児)を小学校に円滑にアプローチさせるためのものです。ただし、幼児期の育ちや学びが小学校以降の教育の土台になることを考えれば、単なる小学校の準備や小学校教育の先取りのカリキュラムと捉えることは適切ではありません。これが大まかな文部科学省研究委託事業に基づくモデル校での実証の考え方で、これに以下に示す5点の考え方を加えたものが本県指針の特徴です。
 ア.就学時点を超え保幼小の関わりが接続されるよう、共通目標を小学1年終了時点に設定する。
 ィ.目標水準は、各地域の保育所・幼稚園と小学校が相談しながら共有する。
 ウ.カリキュラムの期間は、5歳児および小学1年の2年間とする。
 エ.「道徳性」の面から、人とのかかわりを通して集団の中で規範意識や人間関係力(コミュニケーション能力)を一貫して育むため、幼児期の道徳性の芽生えと児童期の道徳教育を接続する。
 オ.子どもたちの「生き抜く力」の基礎を培うため、発達段階に応じて「主体的に生活する力」(自立した生活や規律と協同の態度)を一貫性をもって育む。

また、平成25年度福井市学校教育方針「学びの一貫性と確かな接続 −個の育ちを支えるために−」
(学校紹介「校長室から」の6月で説明)では、この「一貫性」を強化するため、発達段階に応じた4つの時期に具体的な目標を設定し、市内全ての保幼小中学校での「円滑な接続」を目指しています。
 ここまでが概略ですが、次にこの夏季休業中の具体的な取り組みの一部をもとに説明します。


@ 7月25日(木)県幼児教育支援センターの幼児教育 講座を校長以下教員23名中17名が受講しました。右 の写真は、それに関する新聞記事です。
  講座の前半は、幼児教育のベースとなる法律等につい て学びました。幼児教育は、幼児期の特性を踏まえ、環 境を通して行うことを基本とし、生涯にわたる人格形成 の基礎を培うことを知りました。具体的に「人と関わる 力」「思考力・探求心」「感性や表現する力」を目指し、 幼稚園での5領域(健康、人間関係、環境、言葉、表現) が小学校の各教科・領域につながっていることが理解で きました。
  また、講座の後半には、スライド(写真等)で実際の 幼稚園での子どもたちの活動に説明を加えていただき、 3歳児が「遊びを広げる」4歳児が「遊びを深める」5 歳児が「遊びを高める」ことを知りました。その年齢に おける成長の過程のとらえ方は、小学校の低学年→中学 年→高学年へと発達段階に応じた学びに通ずるものを感 じました。

A 8月1日(木)足羽中学校区教育研究協議会で、初の 「保幼小中合同研修会」を開催しました。まず、鯖江市 ゆたかこども園長笹本憲子先生の講演「つながりの中で 見えたこと」では、笹本先生のこれまでの豊富な経験(北 中山小学校長、進徳小学校長、初代鯖江市認定こども園 ゆたかこども園長)から、今後の保幼小中連携の意義を 教えていただきました。その後の分科会では、麻生津小 学校と清明小学校校区の全ての幼稚園・保育園の代表者 が両小の低学年教員と意見交換することができました。










B 7月29日(月)から8月9日(金)までの期間に、校長以下本 校全教員が2〜3名のグループに なり、校区内3園(麻生津保育園、 杉の木台保育園、梅圃幼稚園)で 保育体験を行いました。右の写真 は、それに関する新聞記事です。
 私は最終日の9日に、杉の木台 保育園で保育体験をさせていただ きました。午前中半日の実習で、 3・4・5歳児の縦割り学級でし た。最初に園の先生からガイダン スをしていただき、教室に入りま した。きちっと座った園児の前で 自己紹介し、紙芝居を読みました。 その後のどの活動も素晴らしく、 本当に驚きの連続でした。最後に、 園の主任の先生との協議は1時間 以上におよび、これまでにない有 意義な意見交換ができました。

 これから、これら5地区での研究を平成26年度までにまとめ、それをモデルに平成27年度から県下全小学校区で、「スタート・アプローチカリキュラム」を実施します。この取り組みに、今後とも家庭・地域の御理解・御協力をお願いします。








過去の記事
4月 着任のご挨拶
5月 風薫る五月(皐月・さつき)から六月(水無月・みなづき)へ
6月 「平成25年度 福井市麻生津幼小学校スクールプラン」について

7月 小学校全校朝礼の講話について


めざす児童像

よく考える子
なかよくする子
がんばる子

研究主題

確かな学力,生き生き麻生津っ子をめざして
−思考力、表現力をはぐくむ授業づくり−

校歌

作詞:藤井 乙男
作曲:山田 耕筰

何流れたる浅水の 学びの園に生いたちし
草の根ざしの深ければ 花の色香ぞ偲ばるる

朝に仰ぐ文殊嶺の 高き心を身にしみて
前途の光臨みつつ 誉を世々にかがやかせ


児童数

幼稚園

   うさぎ  ぱんだ  ぞう  合計
 男児  4  1  13
 女児  3  8  0  11
 合計  11  12  1  24


小学校

   1年  2年  3年  4年  5年  6年  たすく  合計
 男子  31  33  45  31  41  45  6  226
 女子  28  26  35  43  34  48  0  214
 合計  59  59  80  74  75  93  6  440
 クラス数  2  2  3  3  3  3  2  18
(H25.4.1現在)

バナースペース

福井市麻生津幼・小学校

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FAX 0776-38-3718