１　施策・事業の立案の背景（課題など）
　小学校では、中学校の教科担任制とは異なり、担任が自学級のみ学習状況等をチェックするため、他の学級や他の学校の児童と相対的な学力の評価が難しい状況です。　　
そこで、サイエンス教育の基礎である算数科において、単元評価問題Ｗｅｂシステム(算数Ｗｅｂ)を構築し、学級ごとの学習状況を分析し、県平均等と比較できる環境を整備することにより、個々の弱点克服につなげます。

２　事業概要
○単元評価問題の実施
・各単元終了時に、全ての小学校において、算数Ｗｅｂシステム上から単元評価問題をダウンロード・実施

○学習状況の確認と個別指導
・単元評価問題の結果を算数Ｗｅｂシステム上に入力し、その結果から県と自学級の学習状況を確認･比較
・児童への個別指導や補充学習に活用することで、課題克服を図る

○情報の共有化
・家庭でも算数Ｗｅｂシステム上で県全体の単元評価問題の結果を把握することができ、情報を共有化

○集計分析システム
・各設問ごとの各学校の正答率、県の正答率を表示（正答率表､グラフ､度数分布表等）
・特に課題となっている問題については、家庭での学習ワンポイントアドバイスを適宜導入

３　施策・事業の効果（成果）
　個々の不得意分野を分析することで、授業の改善に役立てるとともに、教員の指導力向上を図ります。
　また、正答率の低い問題については、保護者にもお知らせをし、学校と家庭が連携して課題克服につなげることができます。